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東海ホロス
ホロス通信

 発行人:恒川洋
 編集スタッフ:岡部明美 五十部富美子 田島亜矢子 高橋淳子
通信目次
vol.9
1995.12
帯津良一先生    











   場の医学                             
 ホリスティック医学というものをなんとなく理解してくれる人が増えてきました。それでも時には、ホリスティック医学とは何ですかという質問をうけることがあます。

ホリスティック医学が,あまりにも要素還元型に傾きすぎた近代西洋医学への反省あるいは批判から興ったことは間違いありません。だがら、全体というものは、それを構成する部分の総和よりも存在価値がある、という会体論(HOLISM)がその基本概念であること間違いありまぜん。

 ここまではいいのです。しかし、それでは、人間の全体というのは何かということになるとよくわからなくなります。だから、ホリスティック医学というものを説明しようとすると、いつも口籠りがちになります。

日本ホリスティック医学協会の定義では、
@ホリスティック(全的)な健康観に立脚する
  人間を、体・心・気・霊性などの有機的統合体と捉え社会、自然、宇宙との調和に基く包括的・全体的な健康観をもって臨むということである。
A自然治癒力を癒しの原点に置く
  生命が本来、自らのものとしてもっている「自然治癒力」を癒しの原点に置き、この自然治癒力を高め、増強することを治療の基本どする。
B患者自らが癒し、治療者は援助する
  病気を癒す中心は患者自身であり、治療者はあくまでも援助者である。治療よりも養生が、他者療法よりも自己療法が基本であり,ライフスタイルを改善して、患者自身が「自ら癒  す」姿勢が治療の基本となる。
Cさまざまな治療法を総合的に組み合わせる
  酉洋医学の利点を生かしながら、中国医学やインド医学などの各国の伝統医学、心理療法、自然療法、手技療法、運動療法など、種々ノ療法を総合的・体系的に組み合わせて、  最も適切な治療を行っていく.
D病への気づきから自己実現へ
  病気を自分への「警告」と捉え、人生のプロセスの中で病気を絶えず「気づき」の契機として、より高い自己成長、自己実現を目指していく。となっています。実によく出来た定義です。これでほぼ言い尽くしていると思いますが、いかんせん長すぎます。立ち話の中ではとてもこれを披露する気になりません。

  そこで、私は、ホリスティツク医学どは「場の医学」である、と答えることにしています.これですと短くていいのです。しがし、これだけで『あっ!そうですか、わかりました」と言ってくれる人はまず居ません。だから、また口篭りながら次のような説明をいたします。私たちの身体は、臓器と空間とから成っています。臓器に注目してー大体系医学を築きながら、空間の方は一見、何もない空間として無視してきたのが、近代西洋医学です。 

 しかし、この空間は何もない空間ではありません。ぞこには、目に見えないとはいえ、さまざまな物理量が存在し、ーつの「場」を形成しているのです。その物理量とは電気であり、磁気であり、万有引力です。そのほかにもーつひとつの素粒子をはじめ、まだ発見されていない物理量も含まれているのに違いありません。

「場Iは、ある限られた空間に連続して分布する物理量と定義されています。したがって、その物理量が電気なら電場であり、磁気なら磁場ということになります。
そごで人体の場は、電場や磁場や万有引力場の重なり合ったものということになるわけですが、もっと生命と深くかかわり合う物理量が存在し、まとめて一つの『生命場」というようなものを形成していることは十分に想像できることです.
 
 さらに、生命場の状態が、大脳という臓器を通して外部に表われたものを「心」と考えるならば「心の医学」もまた「場の医学」というこどになります。
そして、ここがいちばん大事なところなのですが、私たぢの生命場は皮膚によって囲まれた閉ざされた空間ではありません。皮膚の隙間を通じて、呼吸を通じて外部とつながっています。他の人の生命場とつながり、大自然の場とつながり、共に「地球の場」を形作っています。地球の場は「宇宙の場」「虚空の場」へとはてしなく広がっています。

 −方、私の生命場は百五十億年前にこの宇宙が生れた時にすでに存在していたのです。そして、死によって肉体が滅んだあとも、消滅することなく、また百五十+億年をかけて故郷の虚空へと帰っていくのです。つまり、私の生命場は時空に大きく広がる存在ということになります。そして、この時空に広がる「場」の中に一人前一セットの臓器がゆるやかに結合しているというのが私たち人間の実相のような気がします。その実相こそ、私たちの全体ですから、全体を対象とするホリスティック医学は「場の医学」ということになります。
だからホリスティック医学の対象は一人ひとりの生命場に止まらず、環境の場も地球の場も、そして、死も死後も含まれることになります。

 ホリスティッグ医学が「場の医学」だということを、念頭に置いて、もう一度、日本ホリスティック医学協会の定義を読んで下ざい。五つの項目が、場の概念の導入によって、あざやかに一体化するのがおわかりになると思います。しかし残念なことに「場」の本質はまだ現代科学によって十分には解明されていません。だからホリスティック医学はまだ科学的ではないのです。けれども科学的でないことに引け目を感じることはありません。科学的でないのは科学の力不足であって、決してホリスティック医学の責任ではないからです。私たぢは自らの場を高めながら、胸を張って「場の医学」を推進していこうではありませんか。   
                                 
   
健康、医療Q&A
Q:アトビー性皮膚炎がひどく、様々な民間療法を試したり、高い健康食品を買わされたり、病院を転々としていますが、なかなか根治しません。アドヴァイスをお願いします。

A:松本 健(土佐清水病院副院長)
連絡先08808-2-2511
〒787−03高知県土佐清水市旭町4一4

アトピー一の治療について、種々民間療法もなされていて、根本的に成功している場合も有りますが一時改善しても根気が続かず、悪化してしまう場合も多く見られます。

西洋医学では悪化すればステロイドの外用に頼らざるを得ず、ステロイドの副作用の問題も有ります。その中で当院で行っている治療法は重症のアトピーの方もほほ潜足のゆく結果となっていますのでご紹介致します。(今夏日本テレピにて放映されました)

理論的には、大人のアトピーの原因が、最近の環境汚染による活性酸素の激増であり、それが皮下脂肪と結合し過酸化脂質を生じ、皮膚の保湿機能を低下させ、アトピーが年々激増し重症化していると考えています。

治療法としては、まず過酸化脂質のもととなる肉(豚、鳥、牛),油、チョコレート等の摂取を極力ひかえ、SOD様作品食品(丹羽博士の開発実用化した天然の抗酸化作用食品…大豆、胚芽、、ハトムギ等を遠赤外線で焙煎し、発酵させ、焙煎ゴマ油で油剤化し、消化呼吸、細胞への取り込みを良くした食品…活性酸素の過剰を防ぐ作用が有る)の摂取、ルイポスティーの同様に処理したものの摂取を行い、さらに低濃度ステロイド人りワセリン軟膏に、ステロイドの皮膚のひ薄化の副作用を防止する作用、線維芽細胞の新生をうながす作用のある上記SODを混合した軟膏を開発し、その外用(改善するにつれてステロイド浸度を低下させる)を行い、超重症例には入院のうえ、さらにその上にグリテール(大豆よりの抽出物)を1〜2週間毎日重層して治療しています。

杜会生活困難だった方々がほぼ全員救われた様に笑顔で帰って行かれる現状です。根本的な環境汚染、アトピー体質が改善されているわけではないため症状に応じて軟膏を塗り続ける必要があります。

又、過労、ストレス紫外線をさける必要があります。詳しくは「アトピーがグングン良くなる本」「アトピー99%治療の証明」丹羽靱負(ゆきえ)著、日本テレビ出版をご覧下さい。
A:井上淳之典(食育アドバイサー、マクロビオテック指導者、当振興会理事)
連絡先0593-63一4990
〒512三重県四日市市天ヶ須4-9-19

 アトピーの方やアトピーのお子さんをお持ちのお母さんにまずお話しすることは、アトピーは治さなくてもよい病気であることです。時が来れば自然に治っていくので、わざわざ治そうとする必要はないのです。アトピーの方の多くは「病気治したい病」に罹っているので、まずはそれを治すことです。

 治療のための基本的な考え方として大切なことは、治すことを急がず、病気から逃げず、必ず治ることを信じて安心することです。症状を抑えることと、根本的に治すことは別のことであり、病気はすべて身体に必要だから起きていることを知ることです。

 アトピーの正体は、身体の中の毒素が、皮膚の弱い部分に出たものですから、むしろ身体が正常に反応している証拠なのです。どんなにひどいアトピーでも、これ以上毒素を身体の中に人れないように心がけ、身体の毒素を外に出すことを続ければ必ず治ります。

 症状を表面的に抑えるためにステロイドを用いたり、アレルギー反応を起こさないように「除去食」療法を試みたりすることは、いずれも対症療法で、一時的にかゆみを抑えるなどの効果はあっても、根本的な治療にはなりません。

 アトピーという病名は「陳因不明」という意味であり、さまざまな原因が複雑にからんで起きている全身病ですが、特に精神面での影響が大きく、食事だけを改めればすぐに治るという病気ではありません。

何を食べるかを決めるのもその人の意識ですから、どのような心で日々を暮らすかという精神的なことから、食だけでなく生活様式全体を見直す必要があります。治すことを目的とせずに、生活の不自然さを自覚するとから始め、自分を責めずにできることから実行することです。

自然はホリスティック







アロマテラピー(芳香療法)とは、ハ一ブやフルーツから抽出した100%天然のエツセンシヤル才イル(天然植物精油)を生活の中で活用し、美容や健康に役立てるライフスタイルを言います。

このエツセンシヤルオイルの香りは空気中を漂い、鼻から吸い込まれると嗅細胞で電気信号に変換され、視床下部の脳下垂体へと伝達されます。脳下垂体は自律神経系、内分泌系、免疫系の三つのシステムを統括しており、言わば生命活動の司令塔とでも言った場所です。

従ってアロマテラピーでは使用するエッセンシャルオイルの類によって、この三つのシステムに働きかけることが可能です。

乱れた生体リズムを調節する香り
例えば、ラベンダーの香りは主に自律神緩系に作用し、生体に鎮静作用を引き起こすことが知られています。イギリスの病院の例ですが、不眠症の患者に睡砥薬の投与を中止し、病棟にラベンダーの香りを漂わせたケースがあります。その結果、ラベンダーの香りは医薬品の効果と変わらない効果を示すことがわかりました。9-4-3

さらに詳しく調べてみると、睡眠薬の場含は昼と夜の両方の睡眠時間が伸びますが、ラベンダーの香りでは昼の睡眠時間が減り、夜の睡眠時間が増えることがわかりました。
 つまり、エッセンシャルオイルの香りは乱れていた生体リズムを調節し、正常なリズムを回復したことがわかります。

この働きは、香りが脳内の体内時計と呼ばれるリズムをコントロールする部位に伝わることを示していますが、飛行機の時差ポケの解消に、スチュワーデスの方がラベンダーの香りを活用していることからも、香りのリズム詞整作用を知ることができます。

 今日のストレス社会では,様々なストレスが脳を日常的に興奮状態へと押しやり、その結果としてリズム障害が起こり、不眠症や過敏性腸症候群と言った様々な心身症を多発させていることを考えると、アロマテラピーの現代社会における有効性と有用牲を知ることができます。

アロマテラピーと医療
わが国でも医療の分野にアロマテラビーの活用が始まっています。三重大学医学部の小森先生は、うつ病の患者さんにアロマテラピーを施術し、医薬品からの離脱に良い結果を報告しています。

アロマテラピーには、香りを鼻から吸って脳に炸用させる汲入と呼ぱれる方法の独に入浴時に浴槽にエッセンシャルオイルを滴下して入浴する方法や、ホホバ油(南米に自生するホホバと言う植物から得られる植物油)などにエツセンシャルオイルを希釈して、皮膚から吸収させて血液、リンパ液に送り込むオイルマッサージと呼ばれる方法があり、目的によって使い分けられます。

アロマテラピーはエツセンシャルオイルの薬理作用の他に香りのイメージによつて心理領域に働きかけたり、また植物の生命力の助けによって生きる意志を確かなものにするなど、極めて本能的なレベルに働きかけることのできる療法と言えるのです。


されと、西洋医字 恒川洋(恒川消化器クリニック副院長、当振興会会長

     『何かが蛤まるとき.何かが 終わり、
     何かが終わるとき、何かが始まる
     何かをひとつ得るごとに
     何かをひとつ失なっていく
     何かをひとつ失うたびに
     何かをひとつ得ていく』

 西洋医学がめざした完全性の幻想が終わるとき、東洋医学のバランスに根ざした医療観の見直しが始まる。つまり、西洋医学の欠点に気づくとき、東洋医学の利点が見えてくる。

病むことの苦しさを体験して、健康のありがたさを実感する。言い換えれば、健康を失って初めて、健康であることの意味と価値を知る。死を意識することによって、生の何たるかを識る。不幸になり、幸福を失って初めて、幸福の本当の意味に気づく。

ここで病気と健康、死と生、不幸と幸橿とは同じものを違う側から観ていることが分る。最近、ものの見方や価値判断の基準を考える際に、コインの裏表的な捉らえ方の方が従来の正、反、合の弁証的理解よりも、しっくり感じるようになった。

理屈っぽく言えば、いわゆる西洋的な思考法から東洋的な思弁法へのパラダイムシフトと'言えなくもないが、それでは陰陽二元論か、と問われれぼ、ウーンと天を仰いでひと呼吸、即座にイエスともノーとも答えられない困った心境である。

ただ、論理性の重要さと共に、最後には、腑に落ちるか、否かも大切にしたいと言うと、やはり西洋的理性から東洋的感性へのシフトかと揶揄(やゆ)されるかもしれないが。このコインの裏表的論法でいくと、西洋医学の限界隈界や問題点を認識するところから始まったホリスティック医学ですら、現実にはひとつのホリスティックな治療法を選択した途端、西洋医学の持つ有用性のひとつを捨てざるを得ないことになる。

哀しい哉、人は同時に二つの選択はできない宿命にあるが故に、西洋医学が不完全であるように、ホリスティック医学も理念はともかく医療の現場においては完全な医学であるわけではない。
このあたりを誤解して、ホリスティック医学を完全無欠の、夢の如き理想的な万能医学と捉らえる、まるで完全性の幻想のホリスティック医学版ともいえる過大な期待をかける人々が最近噌えてきているように思う。

医療とは理想ではなく現実である以上、残念ながら不完全であるのが当然であろう。
しかし、不完全であることを知りながらもより完全をめざして努カしてきたのが、ある意味でホリスティック医学の生みの親ともいえる西洋医学の基本的な姿勢であり、これこそが西洋医学の目覚ましい進歩の原動カになったものだろう。現代医学の中心が東洋医学でなく西洋医学であるのはごく自然な流れであり、歴史的必然と考えられる。

伝統医学しかない地域での西洋医学はまさに魔法の医学、かつての日本のように。
いま、時代は東洋医学へ、そしてホリスティツク医学へ。一方、西洋医学はいづこへ向かうのであろうか?

西洋医学アレルギーの人にとっては、たかが西洋医学。されど、西洋医学。

BOOKS恒川洋先生が薦める本のご紹介
斎藤学著「『家族』という名の孤独」講談社
☆砂原茂一著「医者と患者と病院と」岩波薪書
☆石川光男著「西と東の生命観」三信図書
☆芳村思風著「人間の格」致知出版社
☆増田明著「ポディートーク入門」創元社

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上島久先生  
「夜の十時頃、底の浅い器をいくつも用怠し.それにビールを一杯入れて畑の畝(うね)に間隔をおいて並べてくるんです。そして夜中の二時頃に袋を持って又畑へ行くんです。これが眠いんですよ。すると器の中にナメクジが酔っ払って一杯入っているんです。それを箸で一匹一匹袋の中に取るんです。こうしないと折角撒いた豆の双葉が全部食べられてしまうんです。但し、月の出ていない夜と明るくなってからでは彼らは全く姿を見せませんからやっても無駄です。」
「最近、西洋医学の診断学及び治療学の進歩には著しいものがありますが、治療学に於ては未だに満足できるものばかりとは言えません。その不十分な所に東洋医学的治療法を利用していきたいと考えております。世界にはいろいろな治療法があり、民間療法も入れると非常に多くのものが、あります。この中で自分に取り入れられるものはできるだけ取り入れて患者さんの治療に役立てたいと思っています。」
どちらも河芸町で開業して十年、先代から数えると五十年続いている上島医院院長の言葉です。
本当に真面目で紳士的な先生です。しかし私は彼の事を『おっちょこちょいの風呂敷みたいな人間』と思っています。
文学の世界にしろ、発明発見にしろ、科学の世界にしろ、何か新しいことをやるのは常におっちょこちょいとか、お先走りとか、向う見ずとか、いわば軽薄に類する人種であつて、では軽薄の反対の重厚とは何かと言えば、これは要するに軽薄のなれの果てであって、常識ができ
てしまい貫禄がつきすぎて、下っ腹がつき出て動きがとれず、新しいものを何も生み出せなくなった状態であります。世の中を進歩させるのは常に軽薄さなのです。上島先生の或る一日
一方、『風呂敷』はつつむものであります。トランクならば形が決っているから入れるものをトランクに合わせなければなりません。
ところが風呂敷の場合には物に合わせてつつむことができます。風呂敷にも色、模様、生地、デザインの妙があります。何をつつむか、どうつつむか、どう結ぶか、みなそれぞれ違います。要はつつみ方であろうと思います。一度、診察の場で先生のつつみ方を見たいと思っております。
尚、上島先生は家以外では魚を食べないそうです。理由は河芸町は元来漁師町である為、患者さんが水揚げしたばかりの魚を持って来てくれるからだそうです。
ナメクジを取り、野菜を作り、'毎日風呂敷を広げ、新鮮なタダの魚を食べる、これが当振興会副会長上島久先生です。(金子)
  
  セミナー体験レポート
『臨床に生かすOリンクテストの基本と応用』
'95年3月11日(土)〜12日(日)於:湯の山ゆらき園
講師 樋田和彦(ヒタ耳鼻咽喉科日本ホリスティック医学協会中部支部長】

「パイ・デジタルOリングテスト」と『高麗手指鍼法」を診療に取り入れ、ホリスティックな医療を実践されている樋田和彦先生によるセミナーが専門会員を対象に行われました。「長年、Oリングテストによる診断をしてきて、その診断結果が西洋医学的診断結果と殆ど違わないことにこの診断法の確信を深めています。こんな簡単な方法でわかることが最初は驚きだったのですが体はなんでも知ってるんですねjと樋田先生はおっしゃいます。Oリングテスト

○リングテストは図のように、被検者がまず片手の親指と向い合ったもう一本の指でOの形のリングを作ります。そして別の一人が両手の人差し指をそのOリングの内側に入れて、それぞれ同じようにOリングを作り、被検者のOリングを左右に引っ張って開こうとします。

図の被検者は胃の調子を診断されているのですが、もし被検者の胃に何か具合が悪いところがあればOリングは簡単に開いてしまうのです。

セミナー参加者も二人一組になって試してみました。不思議なことに、ある部分に触れた時、確かに両指がパカーッと開いてしまう箇所があるのです。それはまるで熱湯に放り込んだアサリの口が開く様子でした。タバコを手の平にのせたり、白砂糖をのせたりしてやってみるとやはりパカーッと開きます。

これらのものが体にとってよくないことを体自身がちゃんと教えてくれるのです。Oリングが開くのは、人体の異常部分が放つ電磁波を神経系を経由して脳が察知し、指の力を弱めるからだといいます。

樋田先生は、耳鼻咽喉科を開業されていますが、Oリングテストと高麗手指鐵法を取り入れた診断と治療をしてくれる特殊外来の日が、現在では週三日になっています。特殊外来には、難病の方をはじめ西洋医学だけでは治らない様々な病気を抱えた方が大勢いらっしゃいます。

「人の心の痛みのわかる樋田先生の言葉はカウンセリングそのもの。人間を心と体と魂が一体となった存在として認め、まさに全人的医寮(ホリスティック)を実践されています。だから○リングや高麗手指銭法を単なる診断技術、治療技術として、そのノウハウを知ろうとするだけじゃ、ホリスティックとはいいがたいですね」。今回のセミナーの参加者でもあり、当振興会顧問でもある増田英子先生の言葉に思わず頷くものがありました。(岡部)

■連絡売:ヒダ耳鼻咽喉科0561一53一2290〒488尾張旭市大道町八瀬の木前4251
     
『ヴォイストレーニンクセミナー』
'95年5月27日(土〕〜28日(日)於:湯の山ゆらき園
講師 横澤和也(ミュージックセラピスト、横笛・石笛演奏者、当振興会顧問】

自分の呼吸や声を意識して聴いたことがありますか?
あまりにも当たり前過ぎて、意識などしたことが無いという人が多いのではないでしょうか。ヴォイストレーニングでは自分の呼吸と声に丁寧につきあっていきます。

「人間を含めた動物は、酸素を吸って二酸化炭素を吐き出します。そして値物は、動物が吐き出した二酸化炭素を吸って、酸素を吐き出します。つまり、動物と植物は、互いの呼吸によって生かしあっており、つながりあっているんですね。深い呼吸は心身のリラクセーションに最も効果的なんです。自分が楽に生きることは、人を楽にしてあげることでもあるんですね」

横澤先生の指導で、深い呼吸をしながら「母韻」と「ん」を発声していきます。それぞれの音によって体に響いてくる場所が違うのがわかります。「僕はね、愛って響きだと思っているんです。響鳴するとなんともいえない心地よさが心と体に広がるでしょ。

人間関係も、人と自然の関係も響鳴しあっていると、いとおしいし、大切にしたくなりますよね」と横澤先生。

呼吸と声という最もシンブルなものを対象にしながら、人間にとって大切なものが何かを横澤先生はさりげなく話されます。「声を作っている人って結構いますよね。特に女の人に。自分の本当の声で話した方がいいですよ。自分の音色を知っている人は、自分らしく生きている。声は個性、息は生き方をよく表わしているんです」(岡部)

■連絡先:横澤和也よこぶえオフィス06-330-5236
〒564'大阪府吹田市江坂町2-1一8-419

   秋桜(コスモス)の会レポート
10月のコスモスの会は1周年を記念して、湯の山ゆらぎ園で1泊2日、秋の御在所岳のハイキング&シンセサイサーコンサートを行いました。

まずは、自然観察指導員の竹内さん、石渡さん、高木さんの案内で田光の森へ行き、自然の恵みをいっぱい浴ぴます。奥深く入った所に、樹齢何百年の大きな木が、森を見守るかのように、聳えていました。耳を澄ますと木の声が聴こえてきます。触れて感じる木の温もり、自然の匂い、湧水の味、五感をフルに楽しみながらの体験でした。私たちを受け入れてくれた森に感謝すると同時に、森の不安、悲しみが伝わってきました。竹内さんが熱く語る中で、“この森は、来年、ゴルフ場の計画地となっていて、伐採される"と。

本当に大切なものに愛や力を注ぐ気持ちと思いやりを忘れたくないと思います。

夜は、せせらぎコンサート“遥かなる心のふるさとを求めて"シンセサイザー奏者、水野博之氏は、自然とのかかわり、自然と一体化することをテーマに熱い表現で語り、演奏していただきました。心が、震え、心に沁み込むヒーリングミュージックでした。翌日のハイキングでは、さらに、紅葉のシャワーを浴びて、秋の御在所岳を楽しみました。

萩さんをはじめ、ご協力いただいた方に心より感謝申し上げます。(安田)


最近になって、心とからだ、さらに地球との関係について考えるようになった。今まで政治的、民族的に争い、飢え、災害、環境などについて、私はどう反応してよいかわからなかったのだが、突然、アィディァが浮かんだ。地球が病んでいることと、私が病んでいることは同じだなあ、と。それば私がいのちという意昧で、地球とつながっている、地球の細胞のひとつとして生きていこうという気づきだった。そうしたら地球大にすべてを捉えるということが楽になってくる。しかし、すべてお金で買って必要を満たしていく生き方が当たり前だったので、最初は難しく思うかもしれない。つまり、木を切って何かに使ったら次の木を植えるとか、ごみは土にかえしていこうとかいうことなのだが、それは、本当に正直にならなければできないことでもあるからだ。医療、教育、そして個人の生き方においても、地球と正直につきあっていくことが、見えなくなりかけていたいのちに出会う鍵のような気がしてくる。
   私のまわりの環境は、私の心の中の出来事なのです・・(ジョン・エンライト)
〈高橋)

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