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東海
ホロス ホロス通信
 発行人:恒川洋
 編集スタッフ:岡部明美 五十部富美子 田島亜矢子 高橋淳子
通信
目次

                   
  末永蒼生 先生
    末永蒼生 プロフィール
 美術活動のかたわら「子供のアトリエ」を開き、色彩論と心理学の融合をめざした研究を始める。色を使って子供から高齢者までの心のケアに取り組み、阪神大震災では主宰する「色彩学校・WEST」(大阪校)の受講生と、絵で心を癒すボランティア活動を「空飛ぶ子供のアトリエ」を行う。現在、「色彩学校・WEST」第4期生を募集中。
 著書に『色彩自由自在』(晶文社)、大人のためのぬり絵『色彩楽』(日本ボォーグ社)ほか。東海ホリスティック医学振興会顧問。

最近ではアートセラピーという言葉も、以前より幅広い意味をもって使われるようになってきました。つまり構神医療を始めとする医療現場でのリクリエーショーンやカウンセリング、症状分析やセラピーを目的としたものだけでなく、ごく普通の暮らしの中でも行われるリラックス法として考えられてきています。

 また、壌境音楽やリラクゼーションのためのグッズなどの人気も定着し、身近な健康法としてのセラピーに興味を持つ人も確実に増えているようです。そこで今日は、私共が行っているワークショップの現場からの報告も折りまぜて、「カラーセラピー」についてお話していきたいと思います。

 タ日の美しさ、秋の紅葉の素晴らしさ、目が見える人なら誰もが色彩の美しさを感じることができます。ところが、大人を対象にしたカラーセラピーを行うときにむつかしいのは、気軽に絵を描く人が少ないと言うことです。そこで私共がワークショップでよく使う材料は水彩絵の具です。

というのは、クレパスで何かの形を描くことには多くの人が低抗を覚えるからです。“絵"というと上手に描かなくてはならないという脅迫観念が拭えないのでしょう。私共がよく行うのは、画用紙を水に浸しぴしょぴしょにしておいて、さらにその上からたっぷりと水彩絵の具を筆に含ませて描くという力法です。この方法だと人為的な筆の動きはほとんど必要ありません。

水と色が互いに戯れるようにして面白い模様が生まれていきます。その色の動きを見ているうちに、まるで雲の動きや水の流れを見ているようにいつしか瞑想状態に入っていきます。そして使う色彩については私の場合は一切指示を行わず、どの色を選ぶというのも自由です。

というのも色の持つ象徴性という面よりも色彩の持つエネルギ一そのものの作用を生かしたいと思うからです。実際、虹の7色のすべての波長を人間の視覚がキャッチできるということは、そのどの色をも心身が必要とするはずだと思えるからです。水と色が人の心に与える力を生かしたこの方法はr「ウォーターカラーセラピー」と呼んでいいかもしれません。水と色の混じり合う瞬間のイメ一ジが心理的な溶解感を刺激してくれるのです。

人間が自らを癒し姶める第1歩は、まずイメージの中に潜んでいます。そのことを改めて感じたのは、この東海ホリスティック医学振興会の会長であり、消化器の専門医・恒川洋先生の病院で行われた「がん患者さんの自己治癒力を高めるホリスティック医学講座」の私共が担当した「アートセラピー」の講座の中でです。この時も「ウォーターカラーセラピー」を行いました。

2枚の画用紙を用意して、イメージを色に置き換えて描いてもらうのですが、1枚目は「痛みや不快感の色のイメージ」2枚目は「そのイメージが解消して健やかな気分の色のイメージ」です。ほとんどが日頃絵などを描いたこともない人達ばかりです。ところが、参加者のほとんどがあまり躊躇することなく、すぐに筆を動かし始め2枚目では皆さんが集中して色を楽しんで描いておられ、体まで軽くなったかのように見えました。

ワークショップ後には、「手術の後の閉じこもっている生活から何とかしたいと思っていた。何十年振りで筆を持ったが楽しかったのでまた描いてみたい」「絵の具を触ったのは小学校以来。身の固りに明るい色がなかった。これから明るい色に挑戦したい」などの感想も聞かれ、今後も日常生活の中で色を生かして欲しいと思いました。

 また、参加者全体の色彩表現を振り返ってみると注目すべき共通点が表れました。そのほとんどが1枚目にダークトーンの色、2枚1ヨにパステルやピピッドトーンの明るい色を使い、特に2枚目は人によって色彩の運び方も多様です。黄色、緑、ピンクなどさまざまな色が躍動しています。このことは何を語っているのでしょうか。

色彩表現でみるかぎり人の痛みや死の不安は共通しており、生きる喜びは人それぞれとても個性的なのでしょう。このように人間の心や体は色と密接に絡み合っており、色がその心身の状態を教えてくれ、またその状態を癒してくれる自己治癒力を色が引き出してくれるのです。

色が人の心身を元気にしてくれる場面を、私たちは他にも見てきました。例えば、まだ記憶に新しい阪神大震災。その直後から1年間にわたり、私共の主宰する「色彩学校」(大阪校)の受講生を中心に50名くらいのチ一ムを作り、避難所に生活する子どもたちのために、少しでも気分転換をしてもらおうと、クレパスなどの画材を用意して“出張アトリエ"のポランティアを開始しました。好きな色を使って思い切り落書きするのでもいいし、ぬり絵を塗ってうさ晴らしするのでもいい…。

そんな思いからこの活動が始まりました。最初の頃ば赤や黒、黄色など単純な色使いで、ショックや不安を発散していた子どもたちも、生活が落ち着くにつれ使う色数が増え表現する内容も多峻に渡っていきました。色彩が増えるということは、それだけいろいろな感情表現ができるということ、つまり少しづつリラックスした気分した気分わ取り戻したということを表しているのです。

また最近、私共のスタッフが老人ホームのボランティアでカラーセラピーを行っています、老人ホームの人達は外的刺激が滅っていくので、余りしゃぺらなくなりコミュニケーション能力が低下してしまいます。そこで絵を描き始めると、とにかく喋らなくなった入がまた嘆るなどの変化が生まれます。つまり色を通して、感情が出るようになるのです。

このように「カラーセラピー」は、子どもから高齢者まで誰でもどこでもでき、色を通して自分の心や体を元気にする力を貸してくれます。1O月から始まる私共の「カラ一セラピー講座」でもワークショツプやレクチャーを通して色を体験して頂きたいと思います。

出典:「クリニカルスタディー」94、4’95,2号より抜書き
参考:「i am」「空飛ぶ子供のアトリエ展・活動主旨」
   


Q=52歳の主婦です。閉経前後から体の調子が悪く、足や腰は夏でも冷えるのに上半身、特に顔がほてって熱く、発汗がひどいので困っています。近所の先生は、「更年期の症状だから、そのうち治る」と言われますが、治療法はないのでしょうか?
A::稲葉芳一(名鉄病院産婦人科、当振興会顧問)

 あなたの症状は明らかに更年期障害です。更年期とは閉経する前後数ヶ年の間を言い、その時期に、見られる白律神経失調を中心とした不定愁訴症候群を更年期障害と呼んでいます。

 普通の自律神経失調症と異なる所は、その原因が卵胞ホルモン(エストロゲン)の欠乏に起因する急性症状だと言うことです。そして、その減少を補おうとして卵胞刺激ホルモンの急激な上昇など、間脳下垂体系にある性中枢が強くゆすぶられ、周りの情動中枢にも影響を及ぼす為に現れるもので、血管運動神経障害として顔面紅潮、突発性発汗、のぼせ、動機などが現れ、精神神経障害(情緒障害)として不安、不眠、記憶力滅退、物忘れ、頭痛などが現れます。

  印はそのうちの三大兆候です。
更年期障害は全婦人の80%に見られ、そのうちの半数が治療のため受診すると言われています。症状の持続期間は80%が1年以上、20%の人は5年以上の長きにわたります。「更年期の症状だから、そのうち治る」と言うのはQualiy of life(生活の質)の立場からでもどうかと思われます。なお、大切な事は更年期障害のうち10%ぐらいにウツ病や仮面ウツ病が併存していると言う事です。これらは自殺にも結びつきます。

 治療は、エストロゲンの砥下によっておこっている急性症状ですから、先ずホルモン補充療法です。この場合、高脂血症を予防する為に合成ホルモンではなく、天然ホルモンを用いるべきです。2〜3週で症状は半減するか消失するはずです。だが、子宮筋腫や内膜症、血栓症、胆石症などがあってエストロゲンの使えない人があります。その場合は加味逍遥散(かみしょうようさん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝荻苓丸(けいしぶくりょうがん)などの漢方療法があります。この場合は1〜2ヶ月かかるでしょう。精神安定剤も内科の先生を中心によく用いられているようですが、こと更年期障害については余り多くを期待する事は出来ないでしょう。




A:劉 影(中医師、北京市中医薬管理局日本医療部代表)

 中国の戦国時代の医学の専門書「黄帝内経(こうていないきょう)」には、男女別に年齢とともに体にどんな変化が現れるかが詳しく記載されています。

 女性の場合には年齢が7の傍数に達した時に変化が現れ、「14歳で初潮を迎え、28歳で女性としてのピークに達し、49で閉経になる」とありす。

 一搬的に閉経期前後に起こる精神的イライラ、不眠・憂うつ・頭痛・めまい、動機、のぼせなどの症状を更年期障害といい・中医学でもその症状によっていくつかに分けられます。

 あなたの場合は典型的な「上熱下寒(じょうねつげかん)タイプ。このタイプの女性には、「二仙湯加減(にせんとうかげん)」や「知柏地黄丸(ちはくじおうがん)」などの下半身を温める生薬と上半身ののぼせを取り除く生薬が配合された薬をおすすめします。

また、「菊花茶」は『上熱下寒」タイブの人におすすめのお茶で、菊の花10gに緑茶の葉20gを水700tで15分煎じて飲みます。菊の花には熱を鎮める作用があり、頭痛、めまい、目のかすみ、充血などに効きますのでぜひ試してみて下さい。

 最近の治療法としては、ホルモン補充療法(HRT)に加えて漢方療法を行うこともあります。漢方療法は効果が現れるまで時間がかかりますが、長期間続けても副作用が少なく、ホルモン補充療法の即効性と合わせて、両方の特性を生かしながら治療します。

 更年期の症状には多少の個人差があり、それは更年期を迎える女性一人ひとりの精神状態、健康状態とおおいに関係があります。最後に更年期ととうまくつき合うためのポイントをいくつか.上げておきますのでぜひ参考になさってください。

●食事の量はほどほどにし、成人病予防を心がける。
●生まれ変わった気持ちで新しい目標を持ち、楽しい生活を送る。
●適度な運動を心がける。







      プロフィール 増田英子
愛知県赤十字血液センター嘱託医、中日気功研究会副会長、医学博士
東海ホリスティック医学振興会顧問


  一時のような気功ブームは去ったと言っても、真面目に気功を学びたいと言う人が、確実に増えています。HOLOS通信の読者の中にも、気功をやってみたいと思いながらも、どうしたら良いのか解からない方もあるかと思います。 

 気功の三要素といわれる、調心・調息・調身の何れにも関係があり、特に調身の基本である『上虚下実』について少し述べてみたいと思います。

その前に〜復習として【三調の第一歩】
【1】《調心》の第一歩は、まず心を解放し、雑念を捨て情緒を安定、ゆったりとした呼吸と共に、リラツクスの快感を味わう事から始めます。「沁の鎧を脱ぐ」

【2】呼吸を調える《調息》の第一段階は、自然な腹式呼吸をマスターする事から始めます。
そして、呼吸をするたびに下腹部の中心が暖かくなるのを感じます。所謂「腹ができた」?という状態に近づきます。
気功練功の神髄である『丹田』の存在が実感できるのです。これが解ると、とても嬉しくなります。
中国の老師が『丹を作る田圃は、誰でも持っているけれども、収穫の多い田圃を作るには、常に心を込めて田を耕す事が必要です。日々《徳》を磨く事と共に、気功を学ぶ者にとって大切な事です』と教えられました。丹田

※注※[丹』とは健康のもと、人体には主たる丹田が三つあると言われています。
      両眉毛の間(印堂穴の部分)の『上丹田」
      両乳頭の間の(檀中の部分)の「中丹田」
      臍下1,5寸の(気海穴の部分)の『下丹田」
いずれも点ではなく面積や立体的の部分として存在。

【3】《調身》のテクニックとして、姿勢を調えるための第一の課題は、上虚下実がポイントになります。

     【上虚下実】〜上半身は穏やかに下半身はしっかりと〜
 『気の大事典』によれば「肉体・気・精神面ともに、正常で安定した状態のこと。つまり、臍下丹田を境界とし身はすべて緊張がとれてリラックスし、気も上行していない状態になっていること。
そして下半身は、しかっりと大地に根を下ろしたような一定の緊張と共に、丹田に気が充実している状態になっていることである。」と記されています。この事は、何れの功法にも共通した基本的な姿勢です。

正しくこの姿勢がとれますと、揺れる電車で立っていても、安定感があり急停車しても転びません。
特に螺旋のファンソン功」と言って、上から下への軽く意念を螺旋状に降ろして行く功法を用いて『上虚下実』を保つ練習をすると、電車の中で立っていることも楽しくなります。

頭・顔・首・肩・腕・胸・背中・鳩尾・と順番に力を抜いて、腰から下は安定させる事は、日常生活の中でも簡単に出来る事です。「継続は力」です。少しづつ'楽しみながら試して下さい

参考文献:「気」の大事典(新人物往来社)  次回は《調息》について




   井上淳之典 食育アドバイザー、マクロビオテック指導者当振興会理事

        「健康を目的とせず、楽に生きること」自然はホリスティック
 人生だれにでも転機となる出来事が幾度かある。自分の場合、高校2年の時に突然肺がパンクする「自然気胸」という病気になったのがその最初だろうか。自然気胸は命にかかわる悪性の病気ではないが、再発を繰り返すため、人院したり、学校を長期欠席したりするなど、日常生活に支障をきたした。

西洋医学では原因不明で決定的な治療法はなく、医者からは「体に無理のかかる職業にはつけないだろう」と言い渡された、そのときは絶望的な気分に陥ったが、以後は医者に頼ることをやめ、自分の身体と自分で向き合うようになった。さまざまな健康法を模索する中で、桜沢如一の書物とめぐりあい、食養やマクロピオティックの世界観に興味をひかれ、玄米菜食を実践した。

すると、自然気胸の再発がおさまっただけでなく、短期間で肉体的にも精神的にも飛躍的な変化が訪れたため、食養のすばらしさに心酔した。しかし、少し食事を崩せぽ体調がすぐに狂い、正食をまじめに実行しても、どうしても回複しない部分が残った。

そこで、病気が悪いものだと思い込み、病気を治すことばかりに躍起になっていた自分に気づいた。病気になったおかげで食養とも出会えたのだから、病気に感謝し病気である自分を受け人れるようになった、それからは、病気を治すために食にこだわることをやめ、自分が本当にやりたいことに意識を向けるようになった。

すると、食養の実行だけでは回復しなかった部分までが変化し、さらに体調が良くなった。このような経験から、病気を治すことをやめることが治すための一番の早道であるというパラドックス(逆説)に気づかされ、「病気もよし、健康もよい「現実をそのまま受け入れ、現実から出発する.」「食は基本であるが、すべてではない」「正食を絶対化したり、邪食を排除したりしない」「“〜しなさい"と言わない健康指導」「内在する感受性を磨き、自分自身に対する信頼を回復する」「これからは自分の人生を自分でデザインする時代」というような、“楽食"や“セルフデザイン”のコンセプトは生まれてきた。

“ホリスティック医学"は、決して西洋医学がダメだから東洋医学なら救われるとか、寄せ集めやイイトコ取りのものではなく、方法論そのものには本質はない。

どんな治療手段をとるかは、あくまでその人自身の人生感に基づいて選択すれば良いのであって、それが本当の意味での“ホリスティック"なアプロ一チではないだろうか。

B00K 井上淳之典先生が薦める本の紹介
★「ぺてるの家の本」  ぺてるの家の本編集委員会編(自費出版)
☆病になる、病が治るということ」  山下剛著(草風館)
★生きるとは、生かされること』 平井雷太著(イサラ書房)
☆『おいしく楽しくありがたく』  船越康弘著(カタツムリ社」
☆『負のデザイン』  森本武著(自費出版


一アロマ・ノンフィクション?劇場一

  前略、あなたのお手紙拝見しました。病状はだいぶひどい様ですが、ご心配なさることはありまぜん。我社が最近開発した新薬H3号がすぐれた効果をあらわすと思います。試供品をお送りいたします。是非おためしになって下さい。A製薬・治療相談係

  前略、お送りいたしました新薬H3号の試供品があなたの病状に大変すぐれた治療効果をあらわしたとの事。早速新薬H3号を大量にご注文いただき感謝いたします。本日発送いたしました。長期にわたるご使用をお顧いいたします。A製薬・治療相談係

  前略、お手紙によりますと、病状がなかなか回復しないとの事。一度精密検査をお受けになることをおすすめします。我社の新薬G1号がよろしいのではないかと思います。副作用もなく安心してお使いいただけることと思います。あなたのご健康をお祈りいたします。A製薬・治療相談係

  前略、我社の新薬G1号で快方に向かわれていた病状が再び悪化しはじめたとの事、我社としても残念です。体質に合わないのかもしれません。その場合には新薬G1号の服用だけではダメです。A製薬・治療相談係

  前略、お怒りのお言葉、誠に恐縮です。我社としても新薬の開発には常に努力しております。しかし現在のところ、我社の新薬に比べることができるような優れた薬品は他社からは未だに発売されておりません。自信をもっておすすめいたします。頑張って下さい。我社の新薬をお忘れなく。A製薬・治療相談係

  前略、あなたのお手紙拝見いたしましたが、それは言いがかりつというものです。ご自分の年齢や体質などの点についても考えなければなりません。このままでは間もなくあなたは回復不可能になります。頑張って下さい。A製薬・治療相談係

拝啓、お久しぶりです。初めて私の方からお便りします。その後お体の方はいかがですか。私このたびA製薬を退社し、会社を設立いたしました。何をする会社かですって?今更こんなことを言ってと思われるでしょうが薬ではなくハ一ブ類を取り扱う会社です。今度湯の山ゆらぎ園という処でアロマテラピー・セミナーを開催することになりました。もしお暇でしたら是非ご参加下さい。理解していただけるものと思っております。ではお体大切に。グリーンフラスコ・林

 前略、過日はアロマテラピーセミナーにご参加いただきまして嬉しく思いました。参加者皆様一名を除いて真剣にお聞きいただき誠に有難うございました。もし、ご自身で有効だとお思いになりましたなら是非この療法をお統けされることをおすすめします。副作用も全くございませんし、今度こそ自信をもっておすすめできるものと自負しております。尚、セミナー当日、私の講義を上半身裸で聞いていた男は、東海ホリスティック医学振興会の専務理事だそうで私とは全く面識なく、無関係であることを蛇足ながら付け加えさせていただきます。では又、お会いするまでどうかお元気で。    林真一郎     (金子)

       
   セミナー体験レポート
「養生気功・瞑想・自然と遊ぼう!の会」’95年6月8日〜6月9日(日〕於:湯の山ゆらぎ園
【講師 田中陽子(中日気功研究会理事、当振興会理事)】

 この10年程の気功ブームは、超能力、ミラクルパワーとして関心を持たれていました。この間、病気治療を閉湖こお金儲けに走る気功師の増加と、奇跡的治癒を求めて全国の外気功家(師)を探す患者の増加は表裏一体の関係にありました。気功ブームはもう終ったと言われるこの頃ですが、本物はブームのあとに残り、本当のことはブームのあとにわかります。 

田中陽子先生の養生気功は当振興会主催のセミナー、教窒でも特に人気が高いのですが、6月にゆらぎ園で行なわれた含宿に参加してみると、養生気功のファンであるとともに田中先生のファンである入が多いことがわかります。

田中先生が時々語る一言は、リラックスしてゆったりした体に心地良く響いてきます。「気功の基本は自分でする“養生気功'です。健康って、病気をしていない状態じゃなくって、自分が調和している状態のことだと思うの。心と体の調和。自燃との調和。気功の基本は、調身(姿勢)、調息(呼吸)、調心(意念、思念)、それに調膳(食)も大切」

さまざまな健康法が溢れ、お金で健康を買う風潮の現代、養生気功は、私たちがいかに基本が守れないかということ、自然や人や自分との調和ということを体で感じられなくなっていることを教えてくれているように思います。

「気功の上達っていい笑顔になることかしら。皆さんリラックスし.ている時って本当にいい顔になる。穏やかでやさしい顔になるの。その表情を見ると私もうれしくなるのね」「何千という功法があるんですが、本当はスワイショウとタントウコウを30分でも一時間でもゆったりとした気持ちでやるだけでも充分なの。でもそれだけじゃお金もらっているから申し訳ないかなと思っていろいろな功法を教えているの」と田中先生が言った時には大笑い。

一泊二日の養生気功合宿。本当に気持ち良く楽しいひとときでした。贅沢な時間の意味が変わりつつあることを感じました。(岡部)
       
   『ホリスティック・トーク“私たちの自己治癒力を高めるには』
'96年8月27日(火)PM2:00-3:30 於:恒川消化器クリニック多目的ルーム
講師 恒川洋(恒川消化器クリニック、当振輿会会長

  ホリスティック・トーク私達の自己治癒力を高めるには?"は今年2月から毎月第4火曜日に定期的におこなわれています。
 この会はひとつの考え方や方法を伝えたり、指導することが目的ではありません。参加された方々に色々な病気や体験をお話しいただきながら、ホリスティックな見方を学んでゆきます。

女性のYさんは、直腸ガン。去年1月に他院でガンがみつかりましたが、他に転移がないにもかかわらず、手術を拒否され、ガンとの共存を目指して種々な療法を続けています。以前よりヨガをやっていて「できたものは消えるんじゃないか」という考え方。

『病気になってから人との出会いをたくさんいただき、人の言葉が身に沁みる。言葉や思いを消化することができるようになった」「お医者さんは、不安なことばかり患者さんに言うので、恐怖観念が大きく膨らむが、患者の意志をくみとっての言葉が少ないと思います」

このような特殊なケースでも恒川先生はおっしゃいます。「本來医療者の恐怖は、放置すればこうなるとわかっていても何もしないこと、しかし、ガンが今後どうなっていくのかという身体的なことの他に、Yさんがなぜ自分の意志で手術を拒否したのかという心理的な部分にも関心を持つ必要があります。患者さんとの関わりを大'切にし、患者さんの望む生き方や入生観をできるだけ尊重して患者さんにとって一番いいやり方を一緒に考え、選ぶお手伝いをしたいと思います」と。

様々な人生観・死生観・価値観に触れることができ、人や自然や痛気などの関わりから生まれ得るものの大切さを痛切に感じました。免疫力を高めるためには、ストレスの問題が大きく関わっているようです。そのストレスを解消する方法は皆、容易ではありませんが柔軟な考え方や捉え方から自己治癒力が高まるのではないでしょうか。(安田)

               
8月のコスモスの会では、体ほぐし・自己紹介(フリートーク)・瞑想をしました。まず二人一組で背中合わせで座り、手を使わずに背中が離れないようにして立ち上がる。次に正面に向かって座り、足のつま先をくっつけて、両手をつなぎ、お互いに相手を引っ張る力で立ちあがる。二つの動作は一見簡単そうですが、相手との力のバランスが難しく圧しつぶされたり、ひっくり返ったり四苦八苦しているペアもみられました。
今回は、養生気功教室(第一木曜日を除く毎週木曜日)の参加者が3名も日程を聞違えて来られたこともあってか、多目的ルームは満杯状態でドタンバタンと熱気に溢れる会となりました。(田島)

               
  今年、1996年は、政、官、業を問わず、既成の概念や価値観に大変動が起きた、まさにパラダィムシフトの年になりました。特に、日本社会の根底にある構造的欠陥が見事なまでに露呈され、いま日本は構造的な共依存関係的とも言うべき、慢性ストレス状態の中で喘いでいます。

この情況下において、様々な分野でホリスティックな視点からのアブローチが始まっています。
さて、1991年の当振興会の発足以来、種々のセミナー、ワークショップなどが定期開催されてきました湯の山ゆらぎ園が、10月からしばらくの間、休園することになりました。

従いまして、予定されておりました『楽食セミナー』をはじめとする当振興会主催の今年度の各種セミナーが延期もしくは中止せざるを得ない状況になりました。

セミナーの準備に当たられていた請師の先生方や参加を希望されていた会員の皆様には大変ご迷惑をお掛けすることになりますが、状況に鑑み、何卒お許し下さいますようお願い申し上げます。
尚、事務局のあります恒川消化器クリニック多目的ルームで継続中の教室、セミナーの他に、新たにカラーセラピー講座もスタートしますので、ご参加の程よろしくお願い申し上げます。(恒川)

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