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ホロス ホロス通信
 発行人:恒川洋
 編集スタッフ:岡部明美 五十部富美子 田島亜矢子 高橋淳子
通信
目次

    

  インドの南に洋梨のような形をした小さな島国、スリランカがあります。スリランカと言うよりも、かつて英国の植民地であった頃の国名であるセイロンと言った方がピンと来るかもしれません。セイロンティと呼ばれる紅茶で有名な国です。

しかし、最近では民族紛争による爆弾テロ事件の多発する国と言ったイメージが強いかもしれません。実際、スリランカ北部ではタミール人のゲリラ組織とシンハリ人の政府軍との間で戦闘が続いており、南部の首都コロンポでも時々爆弾テロが発生しています。

この内戦の最大の被害者として数え切れないほど多くの子供たちの存在があります。両親や兄弟をテロリストに殺されて孤児となり、学校に行かないで町のあちこちで大人顔負けの商売や詐歎をしたりするストリートチルドレンが急増しています。この中には、貧困ゆえに両親が海外に出稼ぎに行ったために家族がいない子供たちも含まれています。

こうした不幸な子供たちを見捨てておくわけにはいかないと、スリランカ人僧侶、R.V.ラタナサーラさんが立上がり、その志の貴さに感動した日本の人々によってNGO組臓『オヴァ・ママの会(あなたと私という意味)』が4年前に誕生しました。

この会の基本目的は“内戦や貧困のために家族を失った孤児たちを援助し、将来よい人間として社会に送り出すこと"であり、まず子供たちが佳み、教育を受ける養護施設“チルドレンヴィレッジ''の建設が進められています。

今回、日本の『オヴァ・ママの会』(今飯田香盛代表)の岡部快晃事務局長の要請を受けて、養護施設の児童32人と施設のあるスリランカ南靖マータラの周辺住民を対象にした健康診断などの医療ボランティアをしてきました。

医療ボランティアチームは総勢15人で、医師は同会医療顧問の私を含め三名(内科、外科、眼科)、看護婦一名、視能検査士一名、保健体育の指導者一名の他、一般ボランティア九名からなっています。
住民健診は三百人程度に尿検、血圧測定、聴打診、目科検診をする予定で機材を準備していきました。

しかし、現地との事前の打ち合わせの不足からか、日本から医療団が来て診療してくれると言う誤った情報を聞いた有症状の地域住民が千人近くも早朝から殺到し、一時大混乱状態に陥りました。

従って、船戸崇史先生と私は一次健診でなく外来診察に切り替えざるを得ない状況になりました。また、眼科検診を担当された船戸博子先生は診察と同時に点眼治療もされたため、診察室の中まで押し掛けた患者さんに囲まれてさらに慌ただしく多忙な診療になりました。

長時間にわたる、通訳を介しての診察は日本での健診とは比較にならない位、手間ひまがかかりましたが、問診ひとつにも決して手抜きをされない船戸崇史先生の誠実な態度にも感銘しながら、無事終了いたしました。

この住民健診や個人的な医療相談をして分かった事は、スリランカでも田舎にあたるマータラにも生活習憤病(成人病)が決して少なくないこと、そして東洋医学とくにアーユルヴェーダ伝統医学の本場でありながら西洋医学に対する期待感が根強いことでした。

滞在中、私たち日本人の大半がスリランカの人が入れてくれた紅茶が甘すぎて飲めなかったのですが、大量の砂糖を使う食習慣と無縁ではないと思われる合併症を持った糖尿病患者の数の多さにぴっくりしました。

全身の痛み、とくに頭、肩、手足が痛いと訴える者が幼児から老人まで非常に多く、小さな子供までが頭痛を訴えるのには驚きました。この原因として素足で歩く習慣や労働環境の悪さなどが考えられますが、'子供の頭痛については皆目見当がつきませんでした。

次に、今日本では西洋医学の欠点を補うものとして東洋医学などの伝統医学が見直されつつありますが、西洋医学の普及がまだ十分ではないスリランカでは西洋医学に対する期待度が予想以上に高いようです。地域住民の症状には耳鼻科、整形外科、皮膚科領域のものが多かったので、専門医への受診を勧めると、この近くにはそんな医者はいない、コロンポならいるだろうがバスで五時間もかかるから無理だ、と言われ、スリランカの医療の現状の厳しさを垣間見る思いがしました。

また、がんの手術後のケアについてコロンボなどの都市にすむ人々から相談を受けました。スリランカにはMRI(核磁気共鳴診断装置)の数が少ないためか、全員からMRIによる検査の必要性について質問が出ました。

超音波検査やCT(コンピュータ断層撮影)でキチンと経過を追ってあれば十分と説明しても納得されず、中には自分は来月、MRIのあるインドの病院に検査入院して調べる予定だと言う実業家すらいました。
西洋医学の最新の医療機器への信仰にも似た期待感を持つスリランカの人々を見るにつけ、改めて日本の医療の問題点と共に長所や優秀な面も実感いたしました。

次に、今回のもう一つの重要な目的である擁養護施設の児童に対する健診とアートセラピー(芸術療法)が行われました。

児童たちは皮膚感染がひどく不潔だった入所時とは見違えるほどに清潔で元気であり、健診結果も良好でしたが、同年齢の子供たちに比べると全体的に小さい印象を受けました。この成長の遅れの原因として、低栄養の持続とともに心身へのストレスの影讐も否走できないと感じました。

また、多くの児童たちが家族をテロリストに殺されて間がないためか、昼間は元気に走り回っていても夜になると恐い夢を見て泣いたり、怖がって眠れない子供がいると聞きました。この精神的な後遺症を癒すためには、言葉を使わないでもコミュニケーションできるアートセラピーが最適と考えました。

そこで、阪神大震災による心的外傷後ストレス障害(PTSD)の子供たちに色や絵画を使ったカラーセラピーをされた色彩心理研究家の末永蒼生さんの協力を得て、塗り絵や自由に絵を書いてもらいました。
ほとんどの児童が実にカラフルな色遺いをしている一方で、色が塗り絵の伜からはみ出さすにキチンと塗られているものが多くみられました。自由奔放な感じのする明るい色を選びながら、枠の中にちゃんと納めて書いてあるという不自然さが気になりました。

自由画の題材としては花や象、海などが多かった中で、自分の失った家を描いた子供もおり、心の傷を見る思いがいたしました。現在、末永さんと一緒にこれらの絵の心理的な解析を進めています。
最後に、今回の貴重な体験を通じて感じたことは、まず第一に、医療関係者でない九名の一般ボランティアの方々の協力なくして、この医療奉仕活動は成し得なかったということです。

一般ボランティアの中には違う目的で参加された方々もおられたため、当初健診は医療関係者と現地の『オヴァ・ママの会』のスタッフで十分対応できる三百人程度を予定していました。

しかし、健診前日、団長を命ぜられた私の発案で、析角一緒に“チルドレンヴィレッジ''に行くのだから、どんな役割でもいいから全員でやりませんか、と呼びかけました。皆さん、快く賛同していただきましたものの、にわか仕立ての尿検係や血圧測定の補助係のため、実際のところは、どうなることかと内心心配していました。

さらに、健診会場に着くと前述しましたように千人近い住民が待ち構えており、現地スタッフとの意志疎通の悪さから犬混乱が起こってしまいました。こんな状況にもかかわらず、医療には全く素人のボランティアの方々は一生懸命にそれぞれの役割を果たして下さいました。特に同行した17才と19才の兄弟の学生さんの奮闘振りは、ボランティアの人達の間でも評判になりました。

健診前日には、この国にはあまり関心ないし、早く日本に帰りたいですよと消極的だった弟さんが、翌日には、スリランカに来てボランティア活動に参加できて本当に良かったと眼を輝かせて語るのを見て、安心すると同時に若い人が体験を通じて自ら学んでいく姿を、見せてもらった気がしました。

私たちの帰国を前にされたラタナサーラ師の謝辞の中に、今回の日本人ボランティアによる住民検診を受診したスリランカの入々の目から、日本の人達は皆親切で、医者にもよく話を聞いてもらえたことが何より嬉しかったと言う言葉が多く聞かれたとありました。

医者にかかる機会が少なく、まだまだ封建的で医者に対して満足に話すらできないという医療風土の中で、今回の医療ボランティアチームが微カながら成し得たことがあったとすれば、医療関係者だけでなく参加者全員が、それぞれ与えられた役割分担を誠心誠意、果たしたことではなかったかと思います。

   
 
■プロフィール石丸裕高■
1951年富山県生まれ。京都大学文芸部哲学科卒。種々のセラピーや心理療法を経験ののちワンブレインに出会う。
河合塾予備校講師を経て、現在ワンブレインジャパン代表。
来春「ワンブレイン全脳革命』(たま出版)を出版予定。
連絡先(名古屋)TEL/FAX052-783-7557
(大阪)TEL06-821-3077/FAX06-821-3076
〒560大阪府豊中市東寺内町12-18-601

ONE BRA1Nは、約10年前、米国カリフォルニアで誕生した全く新しいセラピーです。ソフト筋反射リーディングを武器として使いながら、右脳と左脳の統合をはかるホリスティックな技法です。今回は、その中でも最もシンプルにして、効果的なストレス解消法をいくつかご紹介しましょう。
 

(技法1)
おでこと後頭部を両手でかかえて下さい。
そして目を閉じて深呼吸するのです。今ストレスに感じている人間関係のトラブルを思い出して下さい。そして後頭部から背骨を伝って体外にその思い出を流し出すのです。

これでたいていの(80%の)ストレスが解消されます。信じられないかもしれませんが事実です。毎日1分間、.1ヶ月間続けてみて下さい。見違えるほどの効果にビックリされるでしょう。

その原理をご説明します。
左脳の後頭部にあるClAと呼ばれる部位でストレス記憶を保持していることがわかったのです。CIAが反応すると、過去のイヤな感情が出てきます。CIAが反応しなければ、イヤな記憶を思い出しても、イヤな気分にならないのです。
おでこに手を当てると、CIAは反応しなくなります。

おでこのある前頭葉の部分は感情抜きに冷静に思考するのです。おでこに手を、当てるだけで、前頭葉を活性化し、CIAが機能しなくなり、ストレスがなくなるのです。

さらに後頭部に手を、当てることで、第一視覚域を刺激し、イメージ力をアップさせるのです。鮮明に過去のイヤな思い出を見ることができるのです。

どんなイヤな思い出でも、感惰抜きに冷静に見ながら、流し去ることで、ストレスから自由になることができます。

だまされたと思って1ヶ月間続けて下さい。
次回は、対人恐怖を乗り越える簡単な技法を紹介します。

 
  Q:最近、寝つきが悪い上に眠りも浅く、朝早く目が覚めてしまい、昼間体がだるく頭も重いので困っています。こんなひどい不眠は初めてです。来年、定年退職ですが、再就職先も決まっており不眠の原因は不明です。近頃では睡眠薬の効き目も悪く不安です。どうしたらいいですか?

A:竹内聡(星ヶ丘マタニティ病院内科、当振興会理事
連絡先:052-782-6211
〒467名古屋市千種区井上町27

 不眠の原因は精神的なものから身体的要因によるものまで様々です。通常は身体疾患の有無(睡眠時呼吸機能障害、脳器質性疾患、内分泌代謝疾患など)、性格的要因(物事へのとらわれやすさ、不安・緊張の強さ、強迫性など)、環境要因(アルコールや薬物の摂取、睡眠習慣、生活の規則性、現実的に不安・緊張を強いられるエピソードなど)の評価と、睡眠障害のパターン(入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠感の有無など)、持続期間、睡眠障害以外の症状などを総合的に評価した上で診断し治療方針を立てます。

一言で不眠といってもこのようなきめ細かい診断が必要な理由は、不眠の原因によって使用する薬物や生活指導の内容が全く異なるためです。

 頻度的には現実的な不安・緊張などによる不眠が多く、この場合は現実問題が解決するまでの苦しみですし、多くの場合、少量の抗不安薬や睡眠導入剤で十分でしょう。しかし大きな問題であったり、性格的要因がかさなったりすると薬物の効果が悪くなります。

このような神経症的不眠は入眠障害が多いと思います。最も鑑別が必要なのはうつ病に伴う不眠です。明かな抑うつ症状があれば鑑別は容易ですが、仮面うつ病と呼ばれるように、表面的には抑うつ症状ではなく何らかの身体症状が目立つ場合が問題です。

うつ病にはまず不眠が伴いますが、これは睡眠リズムの障害で身体的要素が強く関与しています。不眠のパターンも入眠障害より中途覚醒や早朝覚醒が目立ち熟眠感がなくなります。

また昼寝もできなくなります。この場合、抗うつ剤の使用が必要となりますし、生活指導も神経症的不眠とは大きく異なります。

 ご質間の不眠のパターンや時期から、やはり仮面うつ病などが疑われますが、前述したようにまずは精神科か心療内科でご相談されるのがよいかと思います。

症状が一段落した後の、より根本的な解決や再発予防のためには、ホリスティック医学で言われるような生活習慣や生き方の見直しや改善に向かわれるとよいでしょう。
A:菅原はるみ(H.A.I研究所代表、当振興会顧問)
連絡先:03-3337-0315
〒166東京都杉並区阿佐ヶ谷北2−26-20

 リラクセーション講座で、緊張をほぐす方法を指導してしていたときのことです。五十歳代後半の男性が、手をあげて「もしかしたら寝てしまったかもしれませんが…」と質問してきました。その人は長年の不眠症で睡眠薬が手放せず、それでも熟眠感がなく、夜中何度か目覚めては、朝暗いうちから起きだしては、悶々としていることを話してくれました。

グループでその方の隣にいた人の「寝息が聞こえていましたよ」というコメントのおかげで、その方は「リラックスさえすれば眠れるようになる」という自信をつけたのです。

 それでは、簡単なリラックスの仕方をご紹介しましょう。

まず、夜寝る前にできるだけ手足をあたためてから、深い呼吸をしてください。息を吐くときに、その日にあった心配事、気になること、からだの緊張を手放すようなつもりで。

つぎに、顔を思い切りしかめてから息を吐ききりましょう。口の中の歯と歯の間、舌などもほぐしてください。

それから、両方の肩を耳のほうまで持ち上げて、息を吐きながら肩の力をぬいてください。背中も思い切りそらし、緊張を味わってから息を吐きながら、背中をほぐします。随分ほぐれてきました。

あとは両手の拳を思い切りにぎり、それからゆっくりと息を吐きながらほぐし、足首も膝のほうにそらせて、脚全体を緊張させてからほぐします。

眠れないときは、からだ、とくに上半身が緊張している場合が多いので、そこをほぐせさえすれば、自然に睡眠が訪れます。

必要以上に『眠らなければ…」と緊張を高めるようなことを考える代わりに、「どこに緊張があるか…」を探ってみることです。

先の方もあれから一年、みごとに眠剤を手放して、不眠症から開放されたとお便りを戴きました。







                                   成富輝子 当振興会会員
                                      元JR東海総合病院看護婦長

『力をぬいて、今を受け入れて!』
手術目的で入院してこられた患者さんは、ベットに入ってからやっと病人らしくなられる。「手術して悪い所を切り取るのは医師、治るのはあなた」「背中、腰と浮かしてみて、ベットとの間に空気が入るでしょ。美容、ラジオ体操を横になったままで、やりましょう。

1週間ベットに横になってると寝てる方が楽になるんです。坐ろうとしても、くらくらっとして坐れなかったり、足の筋肉もマシュマロみたいになるんです。動かしていると、筋肉も動き方を忘れないんです。今はまだ、ベット上での体操はつまらないかもしれませんが…」「今楽しんでやって…」「同じ医師が同じ手術をしても、患者さんによって、治る日数が異なるんです」と一方的に説明するのではないので、話も体操内容も変わる。受け方も異なる。

「一口の水がたまらなくおいしいんです。その一口を飲むのも…」「口から入る力はすごいですよ。食べ力というでしょ。味わって、楽しんで、腹八分で次を楽しみに…」と仕事をしていたのは、遠い昔だった気がする。

ある日、ほうれん草、人参等を料理したのだが、これ以上の食事はない豊かさを昧わった。ほうれん草の根の方は四つに包丁を入れ、根を先に湯に入れ、同じ硬さに湯がく。根をちょっと味わって、今の季節にこの味だと、ちょっと油で妙めた方があなたの身体にはどの味がいいのかしらと身体に聞いてみた素材にも聞いて確かめて料理していく。

出来上がったものをこまやかな愛情で盛り付け食べること、料理することをこんなに愛情深く行う人に初めて出会い、幸福とはこういうことなんだと一口入れては味わい、心身ともに豊かになった。CDを闘きながら思いのたけを話し合い、食事に腹を満たし心を満たし、この満足感を共有できた。野菜達も満足してくれたと信じた。

すべて心の奥から出る思いがその場を変えてゆく。生活すなわち練功ですと、王老師が云われた。
バーソロミューVの中に「自分を守るに他の人間、お金、健康や権力が必要だと思っているかもしれないが、最終的に人を危険から守ってくれるのは愛の高い波動です…」と本の紹介もしながら話しこむこともあった。

 次々に仕事と生活の場面を思い出したその時その時を受け入れて、あるがままで、だいじょうぶ。自己の観・勘・感を信じて。

BOOKS成富輝子さんが薦める本の紹介
★「モモ」ミヒャエル・エンデ著 大島かおり訳(岩波書店)
★「パーソロミュー」パーソロミュー著
★「パーソロミューU」ヒユーイ陽子訳
☆rパーソロミューV」(マホロパアート)



  瞬きもせず凝視する大さな眼が、稲葉芳一先生の第一印象です。

名古屋大学医学部を1955年にご卒業後、名鉄病院産婦人科に勤務された先生は、1970年代にはいって医学総会産婦人科分科会で教育講演「ハリによる無痛分娩」に出会われます。さっそく独自に研究を重ね実際に試み、ほどほどの効果を得られたと伺います。

その後1976年、漢方薬での治療が保険で認められるようになって、先生は漢方薬にも目を向けられます。

子宮筋腫や月経困難症・更年期障害など多くの治療効果をレポートした症例は100を超え、それは学会でも発表されました。1991年の日本医師会生涯教育講座では「子宮筋腫と漢方療法」部を担当されるなど、副院長という激務のなか活躍の場は数えきれません。

いまでこそ私たちは、地球規模の環境と人体環境が相似形であることを知っていますが,急激な近代化と
(;NPの急速な..ヒ界に酔い痴れていた感のある時代に、入体コスモスの不思議を信じた現代医学のお医者さまに、正直なところ驚きを感じます。

高度工業化にもとづく環境の変化に、人の心のありかたはそれほどうまくっいてはいけません。ちょうどその頃から、後進国の病気から先進国型の病気、つまりストレスが関係する近代病へと病いの様ヂも変わってきました。女性の一生で、心身両面でもっとも変動の激しい思春期と更年期に杜会文化的因子の影響が大きく影を落とすことになります。

先生は、名鉄病院を退職された現在も同病院の顧問として、あわせて稲葉診療所での診療と、意気軒高。更年期医療と月経障害が主だと伺いました。人生の心身両面の危機に立ち会っていらっしゃるわけです。

漢方など東洋医学は宇宙の法則に則ったもので、自然現象の観察を整理して得られたものです。自然哲学とでもいうべきものに裏づけされています。当初は蘭方に対しての漢方だったと考えられますが、明治以降西洋医学を正統とする医療制度が確立し、漢方医療自体にも紆余曲折がありました。いま問われているのは大きな視野に立っ姿勢だと思います。異なった考え方や生き方を無碍に排除する危険を知るべきではないでしょうか。

自然との関わりのなかでの人間把握を常とする姿勢に、もっと私たちは馴染まなければならないと思いつつ、ここに稲葉先生の深い洞察力を感じるのです。当振興会の理事会の帰り余、お茶とケーキを御馳走になったことがあります。まだ先生が理事をお引き受けくださっていた頃のことです。ケーキとは意外でしたが、廿い物を召し上がりながら辛口な口調で仕事の話をなさいました。

先人の多くの経験は後進の力になります。先生のその力を熱く期待する一人です。(理事・田中和子)


講師:田中陽子理事  於:恒川消化器クリニック多目的ルーム5F
日時:毎週木曜日(但し、第一木曜日を除く)13:30〜15:00

 合掌で始まり、合掌で終わる教室ですが、手を合りせる動作は心が落ち着き、感謝心が自然と生まれてくるような気がします。一日の始まり、終わりもこの様な気持ちでありたいものです。

気功教室へ受講される方は、自分の抱えている病気の改善、病後のリハビリ、気を強くしたい等、目的は様々です。本来は、個人の目的に合った功法を練功するのが理想ですが、しかし体調の悪い人、元気な人が一緒に練功していることによって教室の気の場が調うこともあります。そして終わる頃には、皆さんいい顔になります。

心も身体もリラックスできれば、体の調節機能、防衛機能が高まってくるのでしょう。
気は、頭で理解するものでなく、体で聞き、感じるものです。心を解放し、ただボーと立っている(站とう功)とエネルギーが集まり、暖かい気に包まれている感じでとてもいい気分になって来ます。気感はビリビリ、痺れる、冷たい、暖かい、うずのように入ってくる感じ等入それぞれです。

私は気功で次の言葉を大切にしています。「テンタンにして虚無ならば、真気は之に従う、精神を内守すればどうして病気になることがあろう。」この意味は「あっけらかんとして、何事も拘らず静かでそして無欲であれば、気は正常にめぐり、心が安定すればどうして病気になるであろう」という事です。特に難しい事をやるのではなく、暖かい雰囲気で、心も身体もリラックスできる気功教室でありたいと願っています。(講師=田中陽子)


講師:大井聡先生 於:恒川消化器クリニック多目的ルーム5F
日時:毎週木曜日15:30〜17:OO(但し、第一木曜日は16:30〜18:30)

カイロブラクティックは1895年アメリカのDDパーマーが耳の聞こえなかった人に背骨の矯正をして耳が聞こえるようになったのが始まりです。それから100年、世界各国に16の大学ができています。残念ながら日本にはカイロ大学がなく、民間の教育で学ぶしかありません。

大学は6年で医学を学び、治療法として投薬、手術、放射線療法の代わりに「手で治す」方法を学びます。心理的、栄養的、構造的ストレスで筋肉や体の出力に変化が起こり、神経に触れたりしてその先の器官(内臓や筋肉)に機能障害を起こしている、そんな根本原因を探し、取り除き、その人の自然に治る力で治す。これがカイロプラクティックです。

病理的検査(血液、尿、Xray)で異常がないのに体の調子が悪い、手が痺れる、頭が痛い、目がおかしい、動悸がする、血圧がおかしい…etC。手術や薬では治らない症状があることを知っておいて下さい。
例えば
第一頸神経が頭部の血液供給、後頭部、自律神経系に影響→症状として頭痛、めまい、イライラ、不眠症、後頭部のコリ
第二腰神経が生殖器、膀胱、大腿の外側に影響→症状として生理障害・不妊症・膀胱疾患(講師・大井聡)

秋桜(コスモス)の会(11/9・10)レポート
11月のコスモスの会は、湯の山ゆらぎ園で開催され、1泊2日にわたり秋の御在所を満喫しました。
初日は、新たな人との出会いもあり、秋の夜長を楽しみながら近況を語り合ううちに、場が大いに盛り上がりました。また、恒川先生は行政の管理下での医寮の矛盾点、医療を組織的に行うことの難しさ、患者の声を無視した現代の医療の現場で苦悩している医師が多いことを話されました。

ある慢性肝障害の女性は、検査値が高いとDr.に知らされましたが、数値は気にしないようにしているとのこと。恒川先生に「あなたは肝機能は悪くても、病んではいませんね」と言われ、嬉しそうににっこりされていました。

柔らかい雰囲気の中に時が過ぎ、夕食は参加者がそれぞれ持ちよった食材で、賛沢に食卓を飾ることができました。夕食後、服部巳代一翁の“吾が人生"と題したユニークな語りが始まると、笑いの中に唄も出るといった人間味溢1れる翁の人柄に、皆さん感服されていました。

翌日は御在所岳の紅葉を浴びてのハイキング、参加者の男牲は、数日前までは5分も立っていられないほど腰の具合が悪かったのですが、自然の中を最後まで楽しみながら歩けたことに感動され、明日からの自信につながったと嬉々として話されていたのが印象的でした。

午後からは希望者のみ、ツルの籠編みを体験し、できあがった自分の作品に感激されていました。
充実した空間と癒しの場に感謝。(会員・奥田永子)

      事務局便り
新年明けましておめでとうございます。
今年は暖冬で、比較的暖かい正月でありました。長い正月休みが終わり、寒さも厳しくなり心身共に引き締まる今日この頃です。皆様はどのような正月を過ごされ、どのような抱負を立てられましたか?
しかし、平和な正月を喜んでばかりはいられません。
ペルーでは、日本大使公邸人質事件がまだ続いており、ご家族や関係者の方は、クリスマスやお正月どころではなかったことと思います。早急な人質の全員解放を世界中の人が望んでいることでしょう。(田島)
通信
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